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今年の日本の夏は暑かったようですが、南半球のこちらは、雪が降ったりマイナス10℃になったり、でした


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給料に見合う分しか働かない人は、けっして、それだけ以上のものは得られない。

家から出る時は、
姿勢を正し深呼吸すること。
出会う人々には笑顔で接し、
握手には心をこめること。
誤解されることになど心配せず、
無用なことに心をわずらわさないこと。
やりたいことをしっかりと心の中で定め、
その目標に自分の力を注ぐこと。
このことを守れば、いつのまにか、
あなたの叶えたい願いを
達成するために必要なものが全て、
自分の手の中にあることに驚くことになる。

エルバート・ハバード
(アメリカの思想家、作家、教育者、講演家)


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最近、バレーボールやバドミントン、ゴルフと、余暇のスポーツのため筋トレを始めた渡辺絢也です。



また職場でイライラや悲しくなることがあったり、逆に嬉しいことや感化されることもあったので、また備忘録を書きたいと思います。



最近の僕の職場は社員の入れ替わりが激しくなっているのですが、今回の話は、来月に辞職する社員Aさんと一年以内に辞職すると思われる社員Bさん、そして先月に新スタッフとして採用したCさん(いずれも日本人ではない)について、僕が学ばされた話となります。


Aさんは、母国でも同業種の職務経験がある、僕の少し先輩。


彼女はこれまでの記事に書いたような「目先の利益にしか興味をもたず、短期的に見て楽な方を選ぶ」タイプかつ年功序列マインドの強いタイプでもあり、先日も、新入スタッフのCさんが他の優先すべき仕事をもっていたにも拘らずCさんにAさんの仕事を押しつけていました。


その場面を見て僕としてはAさんが職務怠慢をしているように思えたので、Aさんに対し「マネージャーの意向としては、その仕事はAさんがすべきだと思う。Cさんは他に優先すべき仕事があるとマネージャーは言っていたから、Cさんがその仕事に打ち込めるよう他のスタッフは彼女に協力すべきだ」と伝えたのですが、Aさんは「OK」と返事をしただけで僕の意見を聞き流してしまい、結局Cさんに押しつけた仕事をその日Aさんがすることはありませんでした。



Bさんは、基本的には向上心もあり物事を改善していこうとする意識は高いものの、お金に関してはセコいところがある先輩。


僕の職場にはコミッション制があり、自分の接客により新たな利益を生み出すことができたら個別のコミッションをもらえるのですが、先日Bさんは、僕が接客していたお客を途中で奪い、且つその客が元から買う気でいた商品の全てに対し「これらの商品は全て私の接客により新たに購入させることができた」と主張していました。



上記のようなAさん、Bさんの働き方を見ていると、一見すると彼女達の方が楽をしていたり儲けていたりしているので、そんな彼女達に対し「unfairだ」と、ついつい気分を害してしまいました。

(前回までの教訓がまだまだ体に染みついていません。反省)



一方、先月に新スタッフとして入ってきたCさんは、同業種で働いたこともなく英語も初級のため非常に過酷な環境であるにも拘らず、接客に対しても泥臭いアプローチを嫌な顔一つせずに継続させ、周りのスタッフが雑談をしていたりとユルい雰囲気を出していてもそれに流されず、一人黙々と商品知識を増やしたり英語を鍛えたり、ともすれば休憩時間を取らないで毎日仕事に全力(もとい、全力以上)を注いでいる。


本人の話を聞いていても、何か別の目的のために辛いながらも仕方なくその仕事を頑張っているというよりは、そもそもそういう性分でやっているというような口ぶりでした。

※余談ですが、彼女はコミッションについてもあまり自己申告をせず、先日間違って彼女の給料が二倍振り込まれていたときも顔色を変えて真っ先に僕に相談してくるなど、上述の休憩時間を取らない件といい、彼女は目先のお金よりも「自分の成長」を優先させているようで、以前に投稿した「美しい生き方」を、僕なんかよりもずっとひたむきにやっているように感じるので、人間として本当に好感が持てます。

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せっかく咲いたのに、また雪。。
見ている分にはキレイですが



そんな彼女達の三者三様の行為を目の当たりにし、僕自身またいろいろと考えさせられました。


AさんやBさんに対する負の感情については、以前に投稿した教訓及び休暇中に訪れた自給自足生活をしているホストファミリーとの人生観における対談などのおかげですぐに落ち着きを取り戻せたのですが、Cさんに関しては本当に見習うべきところがたくさんあり、彼女は上記3人の中では唯一の後輩であるにもかかわらず、正直に言うと彼女の働き方を目標にしている自分がいるほどです。

(別に恥ずべきことではないでしょうが)


実を言うと、最近自分の接客がそこまでお客様に新たな購買意欲を生み出せているように思えていないタイミングだったこともあったため、余計にこのCさんの向上的な姿勢が強調されて映ったのかも知れません。


そんなタイミングで冒頭のエルバート・ハバードの格言に出会ったので、その翌日にその格言を体現しようという気持ちで心を込めて仕事に打ち込んだところ、心なしかお客様の反応もよく、何より自分の中でとても充実した気持ちでその日は仕事をすることができました。



まだまだ幸せな人生にするためには学ぶことがいろいろとありますが、こういった経験や意識づけを一つずつ増やしていって、これからも少しずつ前に進めていきたいと思います。


最後に、エルバート・ハバードの他の格言も自分用の備忘録として、下記に載せておきます。



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余暇をどう使うかというのは、
人格を試すテストである。


天才とは、
絶え間なく努力を続けられる
人間のことである。


報酬以上の仕事をしないという人は、
仕事ぶりに応じて報酬が上がっていく
ということを忘れている。


一日に少なくとも一つは、
自分の力が及ばないような事を、
成し遂げようとしない限り、
大した成功など期待できるものではない。


人間が本当に心を打ち込んで事に当たるならば、
右手を二本得たようなものである。


人生で成功できない人に共通しているのは、
せっかくの失敗を経験として
生かすことが出来ないことである。


心を込めて仕事をするようにしなさい。
そうすればあなたは必ず成功する。
なぜそんな事が言えるかと言えば、
大半の人は、それほど心をこめて
仕事をしている訳ではないからである。

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寒かったNZにも、また春がやってきました。

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ジャケット写真にしたくなるようなアングルで一枚