【Shapeways ビジネス 進捗】

直近バタバタしておりまして、
前回立ち上げたFacebook ページの方の更新は少し滞ってますが、
以前の投稿で

「現在制作済みのアクセサリー宣伝チラシを
国内外のタトゥーショップ、フランチャイズでない服屋、
お土産屋といったお店に置いてもらう。
そしてもしその店でお客様からの発注が取れたら、
その店への営業代表者にコミッションを支払う」


ということも書いていたので、本日は
そちらの方を試してみました。

CBD内に「Kロード」と呼ばれるエリアがあり、
今回はそこの Shops をターゲットに。
 
※「Kロード」は、シドニーで言えばNewtownみたいな感じで、
LGBTフレンドリーな一角です。
タトゥーの店も多いので、漢字好きな人も多いかなぁと。

すでにこのブログで掲載しているアクセサリーのチラシを
お店の人に見せて

「ここのお店に貼らせて!」

なんて言ったところで、
店側に何のメリットも無ければ追い返されるのがオチなので、
これをクリアする課題が必要。

「課題1.お店側にメリットを感じさせる」


アクセサリーのチラシなので当然カラー印刷が必要ですが、
「ポストカードか名刺くらいの大きさのカラーのカード」を何百枚も作るのは
コストがかかり過ぎる。

「課題2.広告コストのミニマム化」
 

上記2点の解決方法を考える必要が出てきました。
 
 

【課題1:店側の協力インセンティブを創出】 解決案
※「インセンティブ」=「やる気を起こさせる刺激」のこと。
 
こっちも収支がマイナスになってはいけないので、まずは利益として
コミッションを5%に設定。
 
最初はそれで店員に、

「もしここのお店のお客さんが広告を見て購入してくれた場合、
5%コミッションをあげます。
ここの店が貢献したと僕に分かるようにしてほしいので、お客さんから
『ここの店の広告を見て買った』と僕宛にE-mailさせるか、
またはここの店員に購入代行させて同じく僕宛にE-mailしてね」

とお願いしようかと考えていましたが、
これではまだ協力インセンティブは働かないだろうなと思い
もうすこし考えなおすことに。
 
(インセンティブが働かない理由) 
購入しようとしているお客さんからしたら、
『ここの店の広告を見て買った』なんて
イチイチ面倒くさいヒト手間をかけなくても購入できるのに、
わざわざこんな作業をしようと思うほどのインセンティブが無い。
だから、店員さんとしても
わざわざお客さんを不機嫌にさせてまで
そんなヒト手間をかけさせようとは思わないハズ。
また、店員が購入代行する案についても、
「その作業をする手間」に対し
「売れれば5%コミッション」というイメージが
まだまだ魅力的なインセンティブにはなっていない。
 

すこし再考してみまして、店員に

「お客さんへ『購入の際は、ここの店を見て買ったとコメントしてくれたら
3%割引になります』みたいに宣伝してみて下さい。
きっと店側から強くそう勧めなくても、購入する客は
まず大半が自ら進んでやってくれると思います。そうすれば
店員さんも一切営業をすることなく、
ただこのチラシを壁に貼り付けるだけで
自動的に利益が入ってきますよ」

と宣伝すれば、店側としても
「全く手間を増やさず収入が増えるかも?」ということで
ノーリスクの儲けバナシ』という強いインセンティブが働くだろう、
という結論に。
 
よっぽど経営に困ってるか、あるいは物好きでもない限り
こういったアヤシイ話にはすぐに乗ってこないでしょうから、
インセンティブはできる限りシッカリつくっておく
必要があると思います。


ということで、強いインセンティブの働きそうな
「売り文句シート」を作成。 


(↓こちら↓)
commission
 
 

【課題2:広告コストのミニマム化】 解決案
 
これについては、
オーストラリアで見かけた手法を採用。
 
(下記の写真)のような
「連絡先、検索(購入)場所」だけ
載せた白黒チラシ1枚を用意。

この連絡先を
ちぎり易いようハサミで切り込みを入れて完成。

以前の投稿で載せたアクセのカラー写真2枚と合わせ、
この計3枚をお店の壁に貼ることにより、1軒につき
カラー用紙2枚と、白黒用紙1枚分のコストのみで済むようにしました。

※今回は上の「売り文句シート」も渡していたので、白黒用紙は
計2枚でした。

(↓白黒チラシは、こちら↓)
shapewaysADDRESS
 
 
※こうすることにより、今後
「白黒チラシの追加が欲しい!」なんて
嬉しい連絡が万一あったとしても
このデータを送信するだけでOK。


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さて、事前準備ができたところで
本日の昼にKロードへと向かい、
片っぱしからチラシ置き交渉をしてきました。

「ボスがいないからここの電話番号に連絡して」 
 
「お抱えの3Dデザイナーが既にいるからもう要らないわ」
 
「これ以上壁にモノを貼りたくないの」
 
「興味ない。要らない」

予想通り さっそくキビシイお断りの嵐…

しかし、オークランドでの仕事がら「飛び込み営業のコツ」は
いろいろと得てきたので、ここでクジけるわけにはいきません。

何気ない会話でちょっと仲よくなってから話を持ちかけてみたり、
Open Question を使って
メリットをより強く想像させてみたりと、
1軒ごとに会話をブラッシュアップさせながら
何とかKロード一帯のチラシ配りが終了。

結果は、
タトゥーショップ1軒、小物屋1軒、ブライダルショップ1軒の
計3軒、チラシを置いていただく許可を得ることができました。
(もう1軒からも、不在のボスへの連絡許可をいただきました)

※Open Question とは、WhatやWhyを使った質問。
YesやNoだけでは答えられない質問
 のことです。


ということで、不器用ながら
頭も足も使って
引き続きいろいろ試していこうと思います。